2021/10/23
メンバー紹介

環境問題からがん患者の性まで~宮本紗代さんが社会に声を上げる理由とは?~

Instagramを通して様々な社会的な情報発信に取り組む宮本紗代さん。RICE PEOPLEに参加するシビックインフルエンサーの1人だ。

宮本さんは看護師という一面を持ち、がん患者への性生活に関する情報を発信するアカウント「olas for cancer surviver」を開設。

またその他にも、自身のInstagramではライフスタイルとともに環境問題を発信したり、「エシカル」に特化した情報を発信する「Women of the Earth」という団体を立ち上げたりと、発信を軸に様々な社会活動に取り組んでいる。

宮本さんはなぜ社会への発信を続けるのか。活動の背景や考えを聞いた。


看護師としてがんの情報発信・相談支援に携わる傍ら、ミスアース東京大会に出場したことをきっかけに環境問題に関心を持つ。自分自身の生活を見直すとともに1人1人の意識変容が必要であると感じ、影響力を持って環境問題解決に貢献したいとファイナリストの仲間とともに「Women of the earth」を設立。エシカルビーティ―を広めるべく、活動する。

―いま宮本さんが取り組まれている活動について教えていただけますか?

ひとつは個人のInstagramでの発信があります。個人のアカウントは社会的なことに特化して発信をしているのではなく、あくまでも自分のライフスタイルを表現する場、宮本紗代を表現する場として運用をしています。

社会的な発信の内容は自分の関心分野に「大量生産・大量消費社会」があって、消費のあり方を考えるきっかけになればと、エシカルな消費選択についての発信をしています。

もうひとつの活動として、Women of the earthという団体を立ち上げ、特に美や健康という視点から、今の時代に求められるエシカルビューティーの選択についての発信活動に取り組んでいます。

―元々発信に取り組むようになったキッカケは何だったのでしょうか?

看護師として婦人科に勤めていた経験があり、2-30代の子宮頸がんの患者さんが凄く多いことに衝撃を受けたんですね。

若くして子宮を摘出しないといけないという患者さんと向き合った時に、「これは社会問題だ」と強く感じたのですが、子宮頸がんの問題に関心を持つ人が周りにほとんどいなかったんです。

そこで関心を持つ人をもっと増やすべきだと感じて、子宮頸がん検診について友人に声をかけてみたり、Instagramで発信をしたりといったことをやり始めました。

この頃から、関心を持った自分だからこそ、問題意識が広がっていないものに対して、発信することの必要性を感じるようになっていきましたね。

―環境問題へと発信が広がったのはどういう経緯だったのでしょうか?

環境問題に関してはミスアースへ出場したことが大きかったです。ミスアースでは、「BEAUTIES FOR A CAUSE」を理念し、ミスコンテストを環境問題の啓発ムーブメントとしている側面もあります。

コンテスト期間中に学んだことの発信に取り組んでいたのですが、徐々に「それ知らなかった!」というような反応を周囲からもらえるようになり、それが凄く嬉しかったことを覚えています。発信活動のやりがいを感じた体験でもありました。

―その後立ち上げられたのがWomen of the earthですよね。具体的にはどのような活動をされているのでしょうか?

Women of the earthは2020年8月8日に、ミスアースに出場していた仲間たちと立ち上げた団体です。

コンテスト期間中に取り組んでいた環境問題についての発信などの活動を、「コンテスト終了とともに終わらせていいのか?」という話となり、賛同したメンバーで集って継続していくことにしました。

活動の目的は、消費選択において「安ければいい」、「便利だからいい」、「効果があればいい」といった考えではなくて、生産過程を知り、責任をもって選択をする人を増やしていくことです。そのために、自分たちがロールモデルとなって、エシカルなライフスタイルを示せるような発信活動に取り組んでいます。

今はエシカルの中でも「エシカルビューティー」についての発信に取り組んでいたり、ヴィーガンに関する発信をしたりと、多岐にわたって発信活動に取り組んでいます。

―宮本さんはRICE PEOPLE立ち上げ当初から参加し続けてくださっていますが、その理由はなんでしょうか?

RICE PEOPLEに参加していて良かったと感じるのが、自分では知ることができないソーシャルグッドな取り組みを知れるという点です。

社会的な取り組みは、ミスアースでの活動も通して、自分でも良く調べていたのですが、自分では調べきれない情報もあります。新しい情報を定期的に送ってもらえ、「こんな取り組みがあるんだ!」「その裏にはどんなストーリーがあるんだろう」と関心の種が拡がり新たな発見があることが、とても魅力的な点だと感じています。

―これまでのプロジェクトの中で印象に残ったものはありますか?

CIRCLE CUPさんとの取り組みが最も印象に残っています。というのも、私自身カフェでアルバイトをしており、マグカップがないカフェであるため使い捨てカップを毎日大量に捨てていたんです。

カフェでの経験から使い捨てカップにはもともと関心があったので、CIRCLE CUPさんの取り組みを知ったとき、これは世の中に広がって欲しいと思いました。

そしてその力に少しでもなれれば、さらにどのような工夫をしたら拡がりそうか、利用者目線で伝えたいと思い、実際にカフェでCIRCLE CUPを体験した感想を発信しました。

自分の発信で少しでもソーシャルグッドな活動の応援ができれば嬉しいなと感じています。CIRCLE CUPさんのように、発信活動は新しいことを知り、体験し、さらに改めてその問題を考えることにも繋がるので、自分自身も楽しみながらRICEプロジェクトに参加しています。

―宮本さんは「発信」が持つ力や可能性についてどのように考えていますか?

私が学んでいた看護学の中で、「システム理論」という考えがあります。簡単に説明すると「人間は置かれた環境や周囲から常に影響を与えられ、自分も同様に影響を与え続けている生き物」だという理論なのですが、この考えを私は生き方の中でもとても大切にしています。

人の言動や行動というのは、絶対に誰かに何かしらの影響を与えていて、それは発信も同じです。影響を与える大きさは、その時々で大きかったり、小さかったりもすると思うのですが、継続的に発信していくことで、誰かの行動するキッカケに繋がっていると思います。

自分の発信が変化を生むことに繋がっていれば嬉しいなと思いながら、日々発信に取り組んでいます。

―最後に宮本さんが今後発信を通して作っていきたい社会を教えてください。

新しいモノコトと関わるときに、表面上見える情報だけでなく、裏側や与える影響について、少し立ち止まって考えてみる。そんなアクションを多くの人ができる社会になって欲しいと感じています。理想の未来に少しでも近づけるように、コツコツと自分のできる発信を頑張っていきたいです。

―お話をお聞かせいただきありがとうございました!これからの取り組みも楽しみにしています。

〈取材・文=RICE PEOPLE 編集部/写真=ご本人提供〉

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